「キャリコン試験の合格者が、実際にどんなスケジュールで勉強をしていたか知りたい」
という方。この記事を読むことで次の内容が分かります。
・第29回試験(2025年)合格者の実体験のスケジュール
・学科、論述、面接それぞれの大まかな勉強方法の参考
今回は養成講座を受講して、CC協議会の試験で合格するまでの7か月半のスケジュールを公開するので、参考になれば幸いです。
キャリコン合格に必要な勉強時間とスケジュールの目安
まずは、合格までに必要な全体像と、目安となる勉強時間を把握していきましょう。
一般論は知っているよ、という方は飛ばしてくださいね。
未経験者(養成講座ルート)と実務経験者のトータル勉強時間の差
キャリコン合格に必要な勉強時間の目安は以下の通りです。
未経験者(養成講座ルート):約250〜350時間
(講座150時間 + 自主学習100〜200時間)
実務経験者(独学ルート):約150時間~200時間
※経験により大きく異なります
講座修了から試験本番まで「数ヶ月の学習期間」がある
養成講座が終わってから本番までには、「約2〜3ヶ月の空白期間」があります。
試験の申し込みは本番の2か月以上前に行われますが、申請の時点で「養成講座の修了証」を提出する必要があります。
そのため、申し込みのタイミングまでに、講座の全カリキュラムを終えていなければなりません。
講座を受講したあと、2か月~3か月の自主学習期間が続くことになります。
養成講座を含めるとトータルで半年以上の長期戦になるため、モチベーションを保てることも重要ですね。
【実体験】リアルな「7ヶ月半」スケジュール
私は約4か月間養成講座を受講して、3か月半自主学習をしてから試験を受けました。
下記が養成講座から試験合格までの、大まかなスケジュールです。
【12月~3月:養成講座約4か月間】養成講座の受講期間
・受講と課題の提出に集中。無理せずに養成講座の修了を目指す。
【3月末~5月:講座修了〜約2か月間】
・学科の過去問と参考書をもとに、問題を解きながら理解を深める。
・論述問題の解き方を整理して、多くの例題を解く。
・時間を見つけてロープレを行う。
【6月:直前期1か月】
・模擬試験を受ける
・試験に近い形式で問題を解く
・面接対策の時間を定期的にとる
【試験1週間前〜前日】
・今までやってきたことの見直しと体調を整える
【7月1週目2週目:キャリアコンサルタント試験】
・1週目に学科と論述試験、2週目に実技(面接)試験を受験
・8月末に合格発表
養成講座後の学習期間である3ヶ月半は、1日平均3時間位の勉強を殆ど毎日続けていました。
では、具体的にどんな勉強をしていたのか、時期ごとに書いていきますね。
【前提】受験団体と自身の経験
試験団体2つのうち、キャリアコンサルティング協議会(CC協議会)主催の試験を受験しました。
試験団体によって実技試験に違いがある
CC協議会とJCDAどちらで受験するかで、論述試験の出題方式と面接試験の評価区分に違いがあるので、間違わないように注意が必要ですね。
団体ごとの試験等の違いについては、こちらの記事を参考にしてください。
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自身の経験や傾向
試験範囲の中では労務について少しの知識がある程度で、学科については初見の内容が多かったです。
1対1の面談は数年経験があったので、実技については多少の経験値がある状態で養成講座を受講しました。
私はワーキングメモリが一般より低く、学習において理解や暗記に時間がかかる傾向があります。
そのため理解や暗記が早い方は、より少ない時間で合格ラインにいくのではないかと思います。
【12月~3月:養成講座の受講期間4ヶ月】:毎回の授業と課題に集中
毎週末8時間の養成講座を受講していたので、正直に言うと受講と課題の提出だけで精一杯でした。
受講中に内容を軽くまとめたり、前回何をやったか思い出してから受講する、という事は出来る範囲でやっていました。
初めて学ぶ専門知識や理論が多いので、基礎固めと何より体調を崩さずにペースを作ることを心がけていました。
【3月末~5月:講座修了〜約2か月間】:学科過去問に時間をかける
この時期は、主に学科の過去問演習と論述の基礎固めに時間を使いました。
まずは直近の過去問を解いて、大まかなテストの傾向や自分の現状を把握。
学科:範囲が広いので「覚える」のではなく、出来るだけ参考書をもとに問題を解きながら「理解する」ようにしていました。過去問と参考書を解き、分からない範囲を解説で理解してまた問題を解く、を繰り返しました。
論述:問題の構成の仕方を学び、問題集を少しづづ進めていきました。
面接:1週間に1回程度、仲間とまたはYouTubeなどを見ながら一人でロープレを実施。
【6月:直前期1か月】:ロープレ自主練と実践&総仕上げ
試験1ヶ月前からは、実技(ロープレ)の練習量を増やしました。
多少の経験があっても、試験で求められている面接の型のようなものがあるので、感覚が鈍らないように仲間同士や動画などで練習をしました。
学科: 模擬試験を受けて、実際に近い環境で採点。間違った箇所は参考書を見ながら理解。
同じ問題集を繰り返し復習しながら、過去問は時間配分を意識して解く。
論述:模擬試験を受けて時間配分を意識。想定外の内容だと焦って完成できない傾向があることがあると分かったので、初見の問題を時間内で完成させる練習を行う。
面接: 本番と同じ時間(面接と質疑応答)で通し練習を行う。
【試験1週間前〜前日】:新しいことはやらない!心身の調整と最終チェック
試験直前は今までの見直しをしていました。
・今まで間違えた問題等に書き込みをした参考書をパラパラと見直す
・論述の基本構成と解き方をまとめたノートの見直し
・ロープレの「開始の挨拶」や「傾聴の姿勢」だけを声に出して確認する
オンラインでの試験は無く体調を崩すと試験を受けれないこともあり、無理はせず体調管理を優先しました。
学科・論述・面接はどう進める?科目別の勉強法例
学科・論述・面接で、それぞれ何を使用して、どう進めていたか書いていきます。
学科対策:満点は狙わない!「過去問」を使って傾向を知る
学科試験は、過去問を「参考書」として使い倒します。
100点満点を取る必要はなく、70点(50問中35問正解)で合格できるので、あくまで合格を目指す勉強を進めました。
主に使用していたのは下記です。
・過去問
→どちらの試験団体でも過去3回分の過去問題を入手できます。
・国家資格キャリアコンサルタント学科試験 要点テキスト&一問一答問題
→過去問を分析して作られた、一問一答形式の問題集
勉強の順番としては下記の流れで進めていきました。
①1度過去問を解いて、大まかな出題傾向と自分の実力を把握する。
②問題集を解いて(分からなくてOK)、なんとなく内容を理解しながらサッと1周問題集を終える。移動時間や空き時間に、YouTube等で解説等を流し聞きする。
③2周目は分からなかった内容は参考書で理解。特に理論は頭に入らなかったので、別途ノートを作成しながら問題を解く。
④手元にある過去問を解き、不正解や何となく解けた問題を参考書で振り返りをする。
⑤問題集と過去問を繰り返し解き、参考書で内容理解を深める。
⑥1か月前になったら、模擬試験を受けて時間配分や解き方を意識して問題を解く。
⑦直前は新しいとこはやらずに、今までの見直しのみ行う。
論述対策:講座で習った基本をベースに、解答の「型」を身につける
論述試験は問いが決まっているため、「解答の型」を作るようにしました。
50分という短い制限時間内で、指定された文字数を論理的に書き切る必要があるからです。
テキストは下記を購入して、後半は時間を図って問題を解き、解説を読み込むようにしました。
・協議会試験版 国家資格キャリアコンサルタント 論述試験にサクッと合格する本
・CC協議会かJCDAか、自分の受験団体の評価基準に合わせた構成を作る
・多くの事例に触れて、初見の内容でも回答できるようにする
・模範解答と自分の回答を比べて、ポイントが合っているか確認する
・テストの環境に合わせて解く練習をする
型に当てはまることと初見の問題でも時間内に解くよう練習していたため、本番で頭が真っ白になるのを防ぐことができました。
面接対策:試験で求められている採点基準を意識して練習する
面接対策は経験があったため、対策していた時間が短かったと思います。
感覚が鈍らないように、週に1回程度同期と一緒に、又はYouTubeを使って一人でロープレ練習をする時間は作っていました。
面接は普段の癖が出てしまうこともあるので、あくまで試験では何を求めれれていて、採点基準は何かを意識して面接対策をしていました。
ロープレの練習確保
講座修了後の空白期間は、ロープレの練習相手をどう確保するかが課題の一つかと思います。
周りの方の対策も参考にすると、下記のようにロープレ練習を確保していました。
・講座の同期とオンラインで定期的に練習する予定を入れる
・外部サービスで知らない人と練習し「場慣れ」する
・YouTubeなどを活用して一人で練習する
YouTubeなどを使って一人で練習する場合は、録音すると自分の声のトーンや癖を客観的に振り返ることができます。
まとめ:長期スケジュールを乗りこなして、一発合格を掴もう!
忙しい中での養成講座の出席に始まり、学科は特に理論家の出題範囲が広く、面接は正解が無くて悩ましい試験かと思います。
ですが、出題傾向や採点基準を掴んで一定の勉強時間を設ければ、合格点を期間内に目指せる試験です。
人によって効率的なやり方は異なりますが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
キャリアコンサルタント試験に挑む皆様の合格を願っております!